わんこの思い出

 

何歳だったのだろうか。

4歳頃?

 

 

 

知り合いの、おばさんが愛犬をつれて来た。

その犬が、スタンダードサイズの

ダックスフントだった。

 

 

 

その頃は、ミニチュアダックスフントなんていなかった。

 

 

 

母はダックスフントを見て

「これ犬?????」と聞いていた。

おばさんは笑いながら、犬ですよと言っていた。

 

 

 

 

おばさんは

「この子に子供が生まれたからもらってくれない?」

と言った。

 

 

 

そして、赤ちゃんのダックスフント

我が家にやって来ました。

 

 

 

8歳くらいで亡くなったと思う。

母が泣きまくっていた。

 

 

 

それから、また、おばさんから

2代目ダックスフントをもらいました。

 

 

 

 

こいつは頭が良い犬で、

朝、学校に行くとき「いくぞぉ!!!」

と言うと、学校まで付いて来ます。

「家に帰れ」と言うと帰っていきます。

注)この頃の昭和は放し飼いOKでした。

 

 

 

 

学校が終わると、校門のところで、待っているんですよ。

忠犬ハチ公か!!!

 

 

 

 

そして歳月が流れました。

父が知り合いから「チワワ」を

もらって来ました。

休みの日などは、朝から夜まで一緒。

寝るのも一緒。

 

 

 

 

犬の飼い方なんてサイトを見ると

犬と一緒に寝たらダメ。

犬にストレスを与えますと書いてありますが。

 

 

 

 

私は違うと思います。

チワワが布団の真ん中で寝ていて

父が端っこに寝ていました。

これでストレスを与える?

 

 

 

 

ケースバイケースですからね。

ストレスを感じる犬もいるでしょうけれども。

 

 

 

 

同時期に、父の知り合いからもらった

リスザルも飼っていました。

こんな小さいケージで飼うのは可哀そうだからと

動物園に引き取って貰えませんか?

と電話してみたのですが、

同じ群れで生まれていないリスザルを混ぜると

いじめられるので

引き取れませんとの事だった

 

 

 

 

チワワが亡くなって、父は暗くなり淋しそうでした。

チワワの墓を庭に作って、

毎日、花と水をやっていました。

 

 

親戚の人が心配するくらいに落ち込んでいました。

 

 

 

私は、また犬を飼えば父が元気になると思い

「また犬を飼おう」と言いました。

 

 

 

父は嬉しそうでした。

犬種は何にする?となりました。

 

 

 

私は「ミニチュアダックスフント」と言いました。

父は「え?」と驚いていましたが、

私にとって「ダックスフント」は特別な犬種でした。

 

 

 

そして、我が家に

ミニチュアダックスフントが来ました。

 

 

 

父は嬉しそうでした。

また、わんこと一緒に寝る生活が父に戻りました。

 

 

 

私が嫁さんが運転する車の助手席で

赤ちゃんのわんこを抱いて帰ったので

私に取っても、思い入れが深い犬でした。

 

 

 

私が胡坐をかいて座っていると必ず座りに来ます。

 

 

 

 

前にブログで書きましたが

潔癖症の私なのに

わんことのKISSはOKでした。

それほど可愛かったです。

 

仕事が終わって、父が家に帰って来ると

ご飯を食べるのも一緒。

テレビを見る時も抱いています。

そして、寝る時は、当然一緒。

 

 

父が膵臓癌で亡くなりました。

一緒に寝てくれる人が居なくなりました。

 

 

私が、父の代わりに、わんこと寝ることにしました。

 

 

10歳で亡くなりました。

嫁さんは泣きまくりです。

 

 

動物の葬儀屋さんで、お骨にしてもらって

チワワの墓の隣に、

ミニチュアダックスフンドの墓を造りました。

 

 

私も最愛の犬に死なれてショックでした。

もうこんなに悲しい思いはしたくない。

だから犬は飼わないと決心したのです。