海外旅行

いま、中国から大勢の観光客が日本に来ている。

 

 

これは、仕方がないのだ。

中国の経済が良くなって、田舎者が、お金を持ったので

海外旅行に行こう!となる。

 

ちょっと前までは、貧乏な田舎者だった人たちだ。

マナーも、何も知らないのは当然のことだ。

 

これは、日本も同じであった。

戦後、高度成長が始まると、

それまで貧乏だった人が小金持ちになる。

 

海外旅行に行くべとなり、

個人では怖いので、団体旅行になる。

 

ヨーロパや、アメリカでは、

田舎者の小金持ちのアジア人が高級な品物を買って行く。

マナーは悪い。それが、日本人だったのだ。

 

そして、それらの多くが、農協の団体旅行者だった。

ヨーロッパや、アメリカで

「ノーキョー」という言葉が生まれるほどだった。

 

 

もう、20年以上も前の頃だったと思う。

「たけしのテレビタックル」という番組で、

フランスのルイヴィトンの、白人女性店員に

顔を出さないという事で、

インタビューに応じてもらう。

 

 

日本人女性が、この店に来ることを、どう思うか?

 

あの人たちは、いきなり大勢で来て、

高い品物を買ったら、また大勢で店を出て行きます。

 

私たちは、客なので、対応はしますが、

私たちの製品は、

私たち白人に合うように作られています。

 

背の低い、手足が短いアジア人には似合わないと思うわ。

 

そう本音を語っていた。

 

日本人も世界から、金は持っているけれど

マナーの無い人たちと思われていた時代があるのだ。

 

日本のことわざに

「旅の恥はかき捨て」というのがありますが、

高度成長期の、日本人の団体旅行者は、

そういう行為をしていたのです。

 

今の若者は、中国人観光客を見て

あ~やっぱり、中国人は遅れているな。

マナーも守らない迷惑な奴らだなと上から目線。

 

私は、日本は、世界で1番の国だと思っている。

愛国爺だ。

 

戦後の日本の空気感を知らない。

その時代を生きて来たこともない若者が、

ったような口を利くのを見ると

こちらの方が、恥ずかしくなってしまう。