桜井幸子といえば「高校教師」
彼女の人気を決定づけたドラマ
当時、私は、この番組が始まるとは知らず
夜10時に偶然、この番組を見た。
定期が切れていると駅員に言われて、
学校に連絡しますよと言われる二宮繭(桜井幸子)を助ける、
ずっと大学院の研究室にいて臨時教師として戻るのは不安だともらすと
心配いらないよ。あたしがいるもん。
あたしが全部、守ってあげるよ。
守ってあげる。
この場面で、私は「胸キュン」になった。
なんて可愛い女優さんなんだろうと。
最初は「女子高生、青春物語」なのかなぁ~と思っていた。
この女優さん、本当に可愛いなぁと思って見ていた。
ところが、DVだとか、同性愛だとか、レイプだとか、近親相姦だとか
どんどん、えげつないストーリーになっていく。
そんな、少し暗い、ドン引きのストーリーなのに
なぜか、見ることが出来たのは
桜井幸子の、あどけない可愛い笑顔があるからだと思った。
これが別の女優だったら、本当に「ドン引き」するドラマになったと思う。
最初は、「観月 ありさ」を予定していたらしいが、
「観月 ありさ」が脚本を読んで
こんなえげつないドラマに出れるかい!と断ったらしい。
若い頃の「観月 ありさ」
まぁ、ドラマスタッフがイメージしていたのが、こんな感じだったのかな。
やっぱり「桜井幸子」で、大正解だったと、私個人的には思います。
最後は、電車の中で、赤い糸を結んだ二人が
椅子にもたれかかった映像で終わる。
番組終了後、二人は死んだの?ただ寝ているだけで生きてるの?
そういう論争があった。
脚本を書いた、野島 伸司は、見た人の判断に任せます、と言っているそうだ。
あしたのジョーのラストシーン
ジョーは、死んだの?生きているの?論争と同じですね。
作画担当だった「ちばてつや」は、後のインタビューで
「ジョーは死んだ」と言ったり「ジョーは生きている」と言ったり
どっちなんだ?という言動をしています。
あしたのジョー論争を終わらせたくなかったのかもしれませんね。
桜井幸子のファンになったので、早速「写真集」を買いました。
高校教師のドラマ挿入曲が暗い。
このまま消えて行きそうなネガティブな歌詞にメロディ