個人情報

もう30年くらい昔の話

 

ネットに、私の名前、住所、電話番号が載っていますよと教えてもらった。

調てみると、勤務先、祖母、両親の名前と生年月日が掲載されていた。

 

個人商店とかを経営しているとかなら、まぁ仕方ない。

ホームページを作って、会社概要や社長は誰、電話番号はこれと、

自ら個人情報を開示しているわけですから。

しかし、なぜ、そこら辺にいる、無名の、私の情報を掲載する必要があるのか。

 

会社の誰かが書き込んでいる?

友人知人が書き込んでいる?

 

名前とかが載っていても、別に直接の被害はありませんが

気持ちの良い話ではないので

警察のネット相談みたいなところに電話をしました。

 

そういうのは、総務省に行ってください。

え? そちらは、ネット相談みたいなところじゃないんですか?

警察は事件性のない民事には立ち入れないんですよ。

みたいな会話をしました。

 

総務省出先機関に行く。

それだったら、〇〇課に行ってください。

そこに行くと、それなら〇〇課ですね。

その〇〇課は、何階ですかと訊く。

ここじゃなくて、〇〇区にある合同庁舎に行ってください。

 

合同庁舎でも、たらい回しをされた。

やっと辿り付いたのは、小さな一室。

2名が働いている部屋。

 

「分かりました。調査をしてみます」と言われた。

 

一週間ほどして連絡が来た。

 

「発信しているサーバーは、韓国なのが分かりました。

韓国では、日本の法律は適応できませんので、

ここまでが、我々のできることです」と言われた。

 

なんで韓国?と思った。

調てみると、韓国の警察にサイバー対策室みたいな部署があった。

そのホームページには、英語、中国語、

日本語対応みたいなことを書かれていました。

 

そこに電話してみました。

なんか韓国語で話していましたが

私は韓国語を知らないので、日本語を話しました。

 

しばらく待っていました。

日本語が話せる人が出てきました。

こういう事がありましたと告げると

調査しますとの返事。

 

待てども暮らせども連絡はない。

約一か月くらい後に連絡が入った。

 

「プロキシを使って、色んな国のサーバーを経由しているみたいです。

韓国は、その最後だったようです」との回答。

 

「韓国のサーバーには、こちらから削除するように指示します」

そのような回答でした。

 

しばらくすると、一旦、私の個人情報はネットから消えました。

しかし、すぐにネットに表示されていました。

 

デジタルタトゥーってやつですね。

1回、ネットに流れた情報は完全には消えない。

 

勤務している会社とか、電話番号くらい知られても

そこまで被害を受けないと思って諦めています。

電話番号は変えましたけれど。

 

マイナンバーカードなんて、個人情報の塊。

ハッキングされたら膨大な個人情報が流失します。

事実として、国や自治体が、サイバー攻撃を受けて

何十万人の個人情報が流出していた事件が、いくつもありましたから。

 

ネットが当たり前になった世代は

LINEとか、他、SNSで、個人情報を自ら晒しています。

平気なんでしょうね。