人間椅子

江戸川乱歩の小説

 

私は「怪人二十面相」とか「少年探偵団」とかには

全く興味がありませんでした。

 

ラジオドラマ「日曜名作座」で

初めて「人間椅子」を聴きました。

 

 

記憶では「森繫久彌」で、聴いたと思っていました。

YouTubeで検索しても

いろんな人が朗読している動画はありましたが

肝心の「森繫久彌」はありません。

 

ネットで検索を繰り返すと

なんと、ニコニコ動画のありました!

 

よく、こんな昔のラジオドラマを録音していた人が居たなんて!

あの頃は、ラジカセ自体が珍しい時代。

 

インターネットは、凄いです。

 

このラジオで聴いていたのです。

父から、初めて買ってもらったラジオ

当時の値段で、2200円でした。

 

 

このラジオは、30年以上くらい前のもの。

それが、デッドストックの2台が

ヤフオクに出品されていました。

10年以上も前に落札しました。

 

1台は、やはり使ってみたいと思い封を切りました。

もう1台は、封を切る気はありません。

 

インターネットは、凄い。

子供の頃に使っていた、思い出のラジオを

手に入れる事が出来るのですから。

 

人間椅子」が、江戸川乱歩の小説だと知り

すぐに書店に買いに行きました。

この本です。

 

 

これもオークションに出されていました。

ネットって、凄いと、爺の私は感じます。

 

森繫久彌

 

人間椅子」は、映画化もされました。

テレビドラマにもなりました。

 

 

最近のドラマでは、「満島ひかり

 

 

これは違いますね。

 

人間椅子」は、1925年(大正14年)に出版された小説。

もちろん、私は生まれていません。

 

それくらい前の、

奇怪・エロ・グロ・ナンセンスが流行していた時代。

 

満島ひかり」のドラマは、綺麗過ぎます。

もっと、どろどろした、淫靡な小説なのです。

 

「森繫久彌」は、それを上手く演じていました。

 

それから、私は、江戸川乱歩の子供向け推理小説ではなく

江戸川乱歩の、大人向けの小説本を買うようになりました。

 

結構、やばい短編小説もあって

今、発売されている「江戸川乱歩全集」にはない作品もあります。

 

インターネットは凄い。