AIWA TPR-820 ポップス・ベスト20


1971年にエフエム東京をキーステーションに 

土曜の13時から放送されていた音楽番組

ポップス・ベスト20

 

女性パーソナリティは「シリア・ポール Celia Paul」

 

 

その頃の学校は、土曜は半日でした。

学校だけではなく、会社も半日でした。

この番組は、土曜の13時からでした。

学校が終わると、猛ダッシュで走って帰っていました。

 

当時のシリア・ポールです。

 

 

ポール・マッカートニーのライヴレコード

「Wings Over America」からのシングルカット曲
「Maybe I'm Amazed」を知ったのも、この番組です。

それから「 Wings Over America」のレコードを買いに行きました。
LP3枚組のライヴレコードで、価格がメチャ高かったのを覚えています。

 

 

 

当時、私のまわりの金持ちの友達は

システムコンポーネントステレオなんかを持っていました。

ステレオコンポなど買ってもらえない私は、

父親にねだって、ねだって、ねだり倒して、

ステレオラジカセを買ってもらいました。

 

AIWA TPR-820です。

 

 

これで「ポップス・ベスト20」を録音していました。

その当時は「エアチェック」と言っていました。

ネットの「ストリーミングサービス」など無かった時代。

そもそも、パソコンすら無かった時代。

 

ラジオの音楽番組を聴きながら、カセットの録音をポーズにして待っている。

アナウンサーが曲名を言った後、暫しの沈黙がある。

ポーズボタンを戻す。録音開始。

曲が終わるのを見定めないと、アナウンサーの声を録音してしまう。

失敗すると、落ち込みます...

 

コンポーネントステレオに比べると低音が全く出ない。

スピーカーの間隔が狭い。

それでも大切なステレオラジカセでした。

デザインは当時のステレオラジカセの中では良い方だと思いました。

ですから、このラジカセを選んだのです。

 

友達は、こ~んなのとか

こ~んなのを持っていました。

 

でも、当時は、私の「AIWA TPR-820」が

1番カッコ良いと思っていました。