リンガフォン英会話 LLカセットレコーダー

 

小学生の頃、英語に興味をもっていました。

あの頃は、色々な英語教材を売っていました。

その中で、私が見つけたのが

 

 

リンガフォンという教材。

カセットテープに英語ネイティブの先生の声が入っています。

それを聴いて、発音を真似して、テープレコーダーに録音するのです。

それができるカセットテープレコーダーが

LLカセットレコーダーというものです。

 

 

まさに、上の画像の、これを持っていました。

LLカセットレコーダーで検索すると

あるではありませんか!!

懐かしい!!

 

テープの1トラックに先生の音声が入っています。

2トラックに自分の発音を録音するのです。

それを後から再生して、自分の発音と先生の発音を聴き比べるのです。

 

リンガフォンの教材が、2万5千円ほどしました。

あの頃の2万5千円は高かったろうと思います。

母に英語の勉強をしたいからとねだりました。

なかなか買ってくれませんでした。

 

しかし、英語の勉強は、すぐに飽きてしまいます。

 

そうこうしている内に、音楽に目覚めます。

エレキギターを買ってもらい、

ベースギターを買ってもらい、

練習をしました。

作詞作曲もしました。

今思えば、ろくな曲じゃありませんでした。

そして、デモテープを作りたいという思いが出てきました。

 

なぜ、気が付いたのか、あまり定かには覚えていないのですが、

ふとLLカセットレコーダーの1トラックにギターを録音して

2トラックにベースを録音すれば、

一人でも、デモテープを作れるのではないのか。

 

その二つのトラック音源を別のカセットレコーダーに

ミックスダウンするのです。

そうすると1トラックに、ギターとベースの音を入れることができます。

そのカッセトテープをLLカセットレコーダーに入れ

2トラック目にヴォーカルを録音します。

このピンポン録音を繰り返せば、デモテープができます。

しかし、アナログのカセットテープですから

ピンポン録音をすると、ヒスノイズが凄くて音質最悪です。

でも、デモテープです。

バンドのメンバーに、こんな感じの曲だよと聴かせることができます。

 

今思えば、

LLカセットレコーダーをMTR(マルチトラックレコーダー)として

使用していたんですね。

 

その後、MTRブームが来ます。

アルバイトをして、タスカムのMTRレコーダーを購入しました。

あの当時で、10万円です!!

よく買えたなぁと思います。

 

そのタスカムのMTRレコーダーを検索したら

これも、また画像があるじゃないですか!

これです!!懐かしい!!

 

 

 

これもカセットテープでしたが4チャンネルでした。

カセットテープは、表面2トラック、裏面2トラックですが

同じ方向に4トラックとして使用するのです。

クロムテープ(CrO2、別称ハイポジション、後のTYPE IIテープ)専用設計で

テープを倍速(9.5cm/s)にして録音します。

ですから音質が向上します。

ノイズ・リダクション・システムはdbx。

かなり使えるMTRカセットレコーダーでした。

 

LLカセットレコーダーは、英語の勉強の為にはなりませんでしたが、

デモテープの発想を教えてくれたカセットレコーダーでした。

 

 

私はレフティ(左利き)です。