いろんなアルバイトをしました。
某ハンバーガーチェーンですけれども。
まず、1日、研修を受けます。
で、次の日、ハイ! キミはフライドポテト担当ね。
1時間だけ、先輩のアルバイトから
仕事の仕方を習う。
あとは、ひとりで働け!
フライドポテトは、多く揚げ過ぎてはいけない。
冷めるから。
遅く揚げてもいけない。
お客さんを待たせるから。
言う事は理解できるけどさ~。
1時間、習っただけで出来るかって話。
案の定
お~い、ポテト揚げたか?
いえ、まだです。
何してんだよ!
遅くならないように
早く揚げなきゃ。
何、多く揚げ過ぎてるんだよ!
冷めたのは捨てろ!
パニック。
アルバイトの時間が終わった。
店長、話しがあります。
辞めます!
店長
「え~! どうして?」
自分には向いていません!
店長
「ボクはさぁ、大学1年生の時にアルバイトに来てさぁ
一生懸命働いたら、オーナーに認められて
店長をしないかと言われて
よし!と思って、大学中退したんだ。
頑張れば、評価してくれる店だよ」
ここは「フランチャイズ店」で
ふたつ、店を持っていまして
その内の、ひとつの店を
この大学を中退した人が店長に抜擢されたみたいで。
心の中で「んなの、やってらんねぇ~よ!」
そう叫びながら
「すみません。辞めさせてください」と
頭を下げた。
その後、その店は閉店されました。
終わり。