泣くのは、赤ちゃんの仕事

ネットニュースを読んだ

 

 

電車の中で、赤ちゃんが泣いていた。

若いママは、泣き止むように

一生懸命になだめていた。

 

すると、爺が「うるさい」と

大声で怒鳴った。

 

ママはパニックになって

赤ちゃんは、余計に泣きだす。

周りの人は、無関心を装った。

以上が、記事の内容。

 

若い男が「うるさい」と怒鳴ったら

爺が「赤ちゃんは、泣くのが仕事。

貴方だって、赤ちゃんの頃があったんだから

優しく見守りましょう」

 

そう言うのが「爺」だろ!!

同じ「爺」の、私が、この記事を読んで腹が立った。

 

もう少し大きくて、走り回ったりする子供には

「迷惑でしょ。静かにしない」

これは躾であり、当然すべきこと。

 

でも、乳飲み子が、泣くのは、仕方がない。

 

ママがパニックになっていることは

赤ちゃんにも伝わる。

だから、余計に泣くのだ。

周囲が険悪なムードになっていることも

赤ちゃんには伝わるのだ。

いつから日本は、こんな情のない国になったのか。

 

ある日

私が街を歩いている時

小さな女の子が、走ってぶつかって来た。

女の子はすぐに

「あ、ごめんなさい」と言って頭を下げた。

 

「いいよ。大丈夫?慌てて走ったら危ないよ」と言った。

ごめんなさいと言えない子供だったら叱っていたかもしれない。

ママがちゃんと躾をしているんだなと思った。

 

ママが、近づいて来て

「すみません」と謝罪する。

「いいですよ」と、私は言った。

 

爺、もっと、心を大きく持て。

泣くのは、赤ちゃんの仕事だから。