児童養護施設

 

以前、児童養護施設に、1日間、研修に行ったことがあります。

障害を持っている子、いろんな理由で親に育てられず預けられた子。

私が行った所は、民間の施設ではなく県立の施設です。

 

 

朝、今日、1日研修に来られる方です。

と紹介される。

 

まずは、ここで児童と触れ合ってくださいと

リビング?なんと表現するの?広間?で待機。

 

女の子が笑顔で走って来て、私に抱き付いて来る。

 

施設の女性職員さんが

「この子、男の人が大好きなんです。

女性の私たちが何を言っても言うこと聞かないけど

男性職員さんの言うことなら聞くんです」と説明される。

 

「しばらく遊んであげてください」

知的障害のある女の子との説明を受ける。

 

なにをすればいいのか?

なにを話せばいいのか?

 

ジャンケンとかをする。

凄く楽しそうに喜んでくれる。

 

では、次の部屋を見に行きましょう。

 

そこには寝たきりの女の子がいた。

今からオムツを代えます。

一緒に手伝ってください。

 

女の子を支えて起こすのを手伝う。

女の子と言っても、15.6歳くらいだろう。

重い。職員さんは大変だと思う。

 

同じ部屋に、もう一人、寝たきりの女の子がいる。

隣の部屋は、寝たきりの男の子が二人。

きちんと性別事に部屋を分けてあるそうだ。

 

男の子のオムツ代えを手伝う。

さっきの女の子より、当然ですが、もっと重い。

これをルーティーで、やるという。

 

次は、理学療法士さん、作業療法士さんの仕事を見学する。

身体の不自由な子のリハビリだ。

理学療法士さんの指導を受けてリハビリの手伝いをする。

 

お昼ごはん。

 

車イスに座ったままの男の子の食事介助。

どういうタイミングで口の中に入れるかの手本を見せてもらう。

次は私の番。

結構スムーズに食事の介助ができた。

お上手ですね。

色々と研修にいらっしゃる方がいますが

なかなか上手く介助できないんですよと褒めてもらう。

 

次は男の子たちをプールに入れて遊んでやってください。

 

プールといっても、ビーニールの空気で膨らますやつ。

5名の男の子の相手。

男性の職員さんと2人で相手をする。

5名とも知的障害のある男の子たち。

 

プールで水かけっこをする。

みんなハイテンションで、大声で笑う。

 

シャワーをかけると喜ぶんですよ。

私が男の子たちにシャワーをかけると

もっとかけてと喜ぶ。

 

30分くらいしたら終了。

 

女性の職員さんが施設の中を紹介しますねと。

あとをついて回る。

 

年配の女性(おばぁちゃん)がいた。

「ここ児童養護施設ですよね?」

 

「だれも引き取りてがいない人は、

ここで最後まで暮らされます」

 

「そうですか。じゃ施設は空き待ちという状態ですね」

 

「ですから、その窓の先で工事してますよね。

2番目の施設を建てているところです」

 

夕食になるまでは、リビングで子供たちと遊ぶ。

 

夕方になると職員さんの交代時間。

夜勤の方たち。

 

夕食の介助をして終了。

どうでしたか?

 

これを毎日するのは大変ですよね。

1日だけで疲れました。

 

今日はありがとうございましたと言って施設を後にする。

 

1日だけでしたが、色々と勉強できた日でした。